僕とユノの4時限目 ‐バスルーム‐

 

~ユノ~

 

 

目の前に突き出された、チャンミンの引き締まった尻に泡を広げた。

 

壁についた腕に額を押しつけ、無言でじっとしているチャンミンがいじらしい。

 

浅黒い肌と白い泡とのコントラストを目にして、俺って一体何やってんだ?と冷静になってみたりして。

 

十分な硬度を保った俺のペニスを、チャンミンの尻の割れ目にあてがった。

 

ビクンとチャンミンの腰が揺れた。

 

「痛くは...」

 

掠れたつぶやき声。

 

「ああ?」

 

「痛くしないでね」

 

肩ごしに振り向いたチャンミンの目が潤んでいた。

 

胸がきゅんとしてしまった。

 

可愛すぎるんだよ。

 

男相手に、きゅん、だぞ?

 

どうかしてるよ。

 

「僕...初めてだから」

 

「俺だって初めてだよ」

 

「好きな子には意地悪したくなる」とよく言うように、俺はチャンミンをいじめたくなる。

 

からかうと、頬を膨らませて拗ねたり、真っ赤になって怒るんだ。

 

怒り狂うチャンミンの姿を楽しんだ後、俺は謝ってキスをする。

 

すぐには許してもらえない時もあるが、いずれは機嫌を直して俺にすり寄って来る。

 

周囲に誰もいなければ、すり寄ってきたチャンミンと熱くて深いキスをする。

 

ひと目がある時は、誰にも気づかれないようにそっと小指同士を触れ合わす。

 

「けつの力をもっと抜けよ」

 

チャンミンの尻をマッサージするようにさすった。

 

震えてやがる...こりゃホントに怖がってるな。

 

アレをするんじゃないかと怯えるチャンミンが可愛らしいから、そう思わせておこう。

 

俺って意地悪だな。

 

「だって...怖いし...」

 

「何度も言うが、好きな奴に痛い思いはさせないって」

 

手を添えたペニスを、チャンミンの尻の割れ目に沿ってぐぐっと差し込んだ。

 

「ひぃっ!」

 

「逃げるなって」

 

逃げようとする腰をがっしと抱え、俺の方に引き寄せた。

 

「チャンミン!

脚をもっと閉じて」

 

ガチガチになってるチャンミンの両脚を、太ももで挟み込んだ。

 

ゆっくりと腰を沈めていく。

 

俺のペニスは、完全にチャンミンの股間に包み込まれた。

 

「え?」

 

チャンミンが振り向いた。

 

その目が真ん丸で、あっけにとられたような表情で、俺はくくっと笑い声を漏らす。

 

「挿れるんじゃ...なかったの?」

 

「当ったり前だろ?」

 

「...なあんだ」

 

「今日は、こうすんの」

 

俺は腰を前後させた。

 

「あっ...」

 

チャンミンの陰嚢と俺のペニスがこすれる。

 

やべ...すげぇ...気持ちい。

 

チャンミンの体温と泡の滑りと柔い陰嚢の感触が、まるで女の子の中に挿れているみたいだ。

 

「あ...、あ...、あ...」

 

陰嚢が俺のペニスにこすりあげられて、チャンミンの方もぞくぞくするらしい。

 

俺の腰の動きに合わせて、例の喘ぎを漏らしている。

 

掠れた甘い声なんだ。

 

男の口からそんな声を発せられたりしたら、参る。

 

俺のペニスが、チャンミンの尻の割れ目に沿って出し入れしている。

 

これはまさしく、チャンミンとの疑似セックスだ。

 

「もっと、脚を締めて」

 

「うん」

 

素直に太ももに力をこめるチャンミン。

 

締め付けが加わって、快感も増した。

 

チャンミンの両脚を膝で挟みこみ、突く角度を上向きにする。

 

確かこうすると...気持ちがいいはず...。

 

チャンミンの肛門のすぐ前あたりを狙って、ぐりぐりと俺のペニスを突き当てる。

 

「あうっ...」

 

当たりだ。

 

「気持ちいい...か?」

 

「うんっ...あっ...あっ...んっ...」

 

汗と泡で滑るから、チャンミンの腰骨をつかみなおした。

 

チャンミンの方も、俺のピストン運動に合わせて腰を揺らしている。

 

「いいっ...そこ...そこ...いいっ」

 

チャンミンに応えて、そこばっかり攻めてやる。

 

手の下のギュッと細くしまった骨盤や、骨盤を覆う筋肉の弾力が、男の腰だな、としみじみ思った。

 

先週の実習で、牛の骨盤をスケッチしたことを思い出したりしていた。

 

湿度高い浴室に、ペチペチと肌を叩く音が響く。

 

正直。

 

物足りない。

 

己の手でしごく方が気持ちがいいし、女の子とヤる方がもっと気持ちがいいに決まっている。

 

けれども、チャンミンの背中を見ながら、チャンミンに腰を叩きつけて、チャンミンの喘ぎを聴きながらの今の行為も捨てがたい。

 

刺激は足りないが、チャンミンと繋がってる感を味わっている。

 

ビジュアル面も、相当エロい。

 

俺は今、チャンミンの中を貫いているんだ(違うけど)。

 

俺の動きに合わせて筋張るチャンミンの背中を美しいと思った。

 

肩から腰に掛けて逆三角形を描いた背中のラインも美しいと思った。

 

チャンミンの片手が、ばしっと壁にたたきつけられた。

 

大きく広げた5本の指先が白くなっているのを目にして、俺によってもたらされた快感の強さがそこに現れているようで満足する。

 

「んっ...いいっ...ユノ...いいっ」

 

俺のペニスはチャンミンの陰嚢と内ももにみっちりと包み込まれている。

 

チャンミンの背中に覆いかぶさった。

 

互いにかいた汗でぬるぬると肌が滑る。

 

片手を前にまわして、チャンミンのペニスを探り当てた。

 

「あっ...」

 

チャンミンの身体が小さく跳ねた。

 

先ほど達したばかりのそれは、緩く勃ち上がっている。

 

俺は腰をガクガクと振りながら、チャンミンのペニスをしごいてやる。

 

「だめっ!」

 

がっと俺の手首をチャンミンがつかんだ。

 

「気持ちよくなりたいんだろ?」

 

チャンミンの手を振りほどいた。

 

「あぅっ...!」

 

輪にした2本の指でカリの部分をゆるゆると刺激してやると、再びチャンミンの手に邪魔された。

 

「やめっ...!」

 

「なんでだよ?

気持ちよくなりたいんだろ?

おらおら?」

 

腰をひいて、真下からチャンミンの快楽ポイントをぐいぐい刺激してやる。

 

「駄目...駄目っ!」

 

チャンミンのかかとに蹴られそうになるのを、とっさにかわした。

 

全身で抵抗するのを全力で羽交い絞めにし、チャンミンのペニスをしごきながらの腰の律動運動を再開した。

 

「僕...おかしくなっちゃうからぁ!」

 

チャンミンが悲鳴じみた声をあげた。

 

「ストップ!

ユノ...ストップ!」

 

「あん?」

 

チャンミンは歯を食いしばり、顔をくしゃくしゃにゆがめている。

 

「へ、へんな気持ちになる...」

 

俺はにたり、とした。

 

素股にしごきを加えると、強烈に気持ちがいいんだよな?

 

「おかしくなっちゃえよ」

 

俺から離れようとするチャンミンの腰にぐるりと腕を回して拘束する。

 

「離せー!」

 

「気持ちよくさせっから、って言っただろ?」

 

「僕のっ...おちんちんから手を離して!」

 

「いいの?」

 

俺のペニスに手を添えて、チャンミンが悶えるところをぐりっと押しつけてやる。

 

「ひゃうん!」

 

チャンミンの尻が痙攣する。

 

「なんて声を出すんだよ」

 

「だって...ひゃっ!」

 

「ここがいいのか?」

 

「ひゃうっ...」

 

「ここ?」

 

「ひぃんっ...」

 

「あははは」

 

ごめんチャンミン...いちいち反応してくれて...面白い。

 

「超気持ち良くなって、ぴゅーっと出しちゃえよ」

 

チャンミンの尻をなだめるようにぴしゃぴしゃ叩いた。

 

「......」

 

何やら考え込んでいるらしいチャンミンの後頭部が愛おしい。

 

「自分でやる」

 

そう言ったチャンミンは、自分のペニスを握る。

 

「ユノにやらせたら、コントロールが効かない。

ほら、ユノ。

早く動かせったら」

 

「お、おっけ」

 

チャンミンの反応で遊んでいないで、俺の方もとっととイキたい。

 

チャンミンの背中を押して深く屈ませると、腰のスライドを再開させた。

 

 


 

 

~チャンミン~

 

僕のお尻にユノのペニスの先が添えられた時、僕はぎゅっと目をつむって覚悟した。

 

僕のアナル・バージン、ここに散る...か。

 

ん?

 

熱くて堅い塊が、ずずっと僕の内股に差し込まれた。

 

あれ...?

 

きょとんとしていたら、ユノに笑われた。

 

俗に言う『素股』かぁ...なんて甘くみていたら、予想以上に気持ちよくって、当然のごとく僕の口から変な声が出てしまうんだ。

 

敏感な腿の内側がずりずりとこすられて、ぞわぞわっとする。

 

堅いのに柔らかく弾力をもったもので、僕のタマが前後にひきずられて、手でしごく刺激しか知らない僕は、初めての快感に腰が抜けそうになる。

 

「あん...あん...」

 

ユノの腰の動きに合わせて、女の子みたいな声が出てしまう。

 

ユノにしか聞かせられないよ、こんな恥ずかしい声。

 

それから、これだよこれ。

 

お尻の穴の辺りにユノのペニスが通過する時...、くすぐったいんだけど腹の底までずんと快感が響いて、よだれが出そうになる。

 

それから、タマの後ろの辺りがヤバい。

 

「ひゃぁん」

 

ユノが下の方から突いたとき、ユノのペニスがそこに当たって、目の前が真っ白になった僕はあられもない声を出してしまった。

 

なんだ、これ。

 

本気で腰が抜ける。

 

ユノには恥ずかしくって言えないし、こんなこと言ったら面白がってそこばっか攻めるかもしれない。

 

出来るだけ声を出さないように食いしばっていたのに、早々とユノにバレてしまって、ぐりぐりと刺激するんだもの。

 

「ひゃぁん」

 

どこからこんな変な声が出てるんだよ。

 

自分で自分に突っ込みをいれながらも、変な声が止められない。

 

ぐらぐらになった僕の腰を支えながら、ユノは「おらおら?」って僕の反応を楽しんでるんだもの。

 

その上、僕のペニスまでしごこうとしたから、全力で阻止した。

 

未体験の強すぎる快感に、ペニスの性感も加わったら今の僕は狂ってしまう。

 

浴室の壁に突いた手に額を預け、僕は目をつむって股間の感触に集中する。

 

ああ、僕は今、男に掘られてるんだ(ホントは違うけど)。

 

僕の背後でユノの荒い息遣いに、僕は感じてしまう。

 

もっと気持ちよくさせてあげたくて、内腿をきつく閉じた。

 

 


 

 

~ユノ~

 

くっくっと下腹が痙攣して、たっぷりと放出した俺は、どっとチャンミンの背にもたれかかった。

 

「はあはあはあはあはあ」

 

男の背中だから、全体重を預けても大丈夫なんだ。

 

俺の胸の下で、チャンミンの背中が大きく上下している。

 

息が整うまで俺たちはこのまま身体を重ね合っていた。

 

「おっと!」

 

チャンミンの背から身体を起こした俺は、ぬるつく床に足を滑らせてよろめいてしまった。

 

「危ないなー」

 

すかさずチャンミンの力強い腕に支えられて、これだから男は頼もしい、と思った。

 

「サンキュ」

 

暑い。

 

疲労度が凄まじい。

 

男との交わりは(ホントの意味では交わっていないけど)、レスリングに近いものがある。

 

抵抗するチャンミンをなだめすかしてヤるから、体力勝負だ。

 

浴室の中の匂いはすごいことになっている。

 

冷水にしたシャワーで可愛く萎んだチャンミンのペニスを洗ってやる。

 

「ひゃぁん!」

 

びっくりするような声を出して飛び上がるチャンミンが面白くて、水量を全開にしたシャワーを頭からぶっかけてやった。

 

「やめろー!」

 

「チャンミン...お前さ」

 

「何?」

 

「どっからそんな声が出るわけ?」

 

「知らない」

 

「『ひゃん』なんてさ...?」

 

「......」

 

「アソコ...気持ちよかったんだろ?」

 

チャンミンの気持ちいいポイントを見つけてしまった。

 

そこが気持ちがいいってことは、経験として知っていたから攻めてみただけのこと。

 

チャンミンは自分で刺激してみたことないのか?

 

「......」

 

「痛いことしない、って言ったとおりだったろ?」

 

「......」

 

「ホントに挿れられると思った?

挿れて欲しかった?

がっかりしてたもんな?」

 

チャンミンの頭をがしがしと撫でた。

 

「......」

 

「チャンミンは『素質』があるかもなー?

よかっただろ?」

 

チャンミンの小さな尻をぐっとつかんだ。

 

「......」

 

やべ...怒らせたか...?

 

「ユノ...」

 

チャンミンが振り向いた。

 

目がこえぇ。

 

「チャ...っ!」

 

素早く伸ばされたチャンミンの手に両肩をつかまれた俺は、くるりとひっくり返された。

 

「おいっ!」

 

壁にどんと両手を突き、チャンミンに尻を突き出す格好になっていた。

 

「動くな!」

 

飛び起きようとしたが、上からのしかかるチャンミンの体重と、腰をタックルされて身動きできない。

 

念入りなことに、チャンミンの脚が俺の膝をホールドしている。

 

「チャンミンっ!

何すん...!」

 

「...あげる」

 

チャンミンが俺の耳元で囁いた。

 

「ユノを気持ちよくさせてあげる」

 

「!」

 

「今度は僕が気持ちよくさせてあげるよ」

 

そう言ったチャンミンは、俺の耳たぶにキスをした。

 

「いいって!」

 

「今イッたばかりだから、いらないって」

 

「遠慮しないでよ。

すっごく気持ちいいんだから」

 

「しなくていいから!」

 

チャンミンに身を任せたら...怪我をしそうで...こええぇ。

 

 

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