腐男子です②

 

 

私は高校教諭、30代独身、生物を教えている。

 

そして、腐男子である。

 

受け持ちのクラスで、非常に美味しそうな生徒2名をロックオンした。

 

すかしたちょいワル男子がユノ、真面目が取り柄のむっつりスケベ(と、私はみた)男子のチャンミンだ。

 

二人のルックスはすこぶるよくて、絵になるのだ。

 

彼らには是が非でも、くっ付いて欲しい。

 

遅刻してきたユノに、真面目なチャンミンが授業の進行を教えてやる、教科書を見せてやる。

 

見つめ合い、互いにしか分からない合図で放課後の約束をする。

 

育ち深まってゆく二人の恋を、教壇から見守るのだ。

 

どのタイミングでいたしてしまうのかな、と。

 

 

ユノとチャンミンの席は空いている。

 

今日の生物は三時限目で、朝のホームルームでは彼らは居たから遅刻は考えにくい。

 

ユノなら分かる。

 

チャンミンまで不在とは普通じゃない。

 

我がクラスの時間割を確かめると、体育とある。

 

(そういうことか...)

 

私は内心でにたり、と笑った。

 

 

 

 

 

汗だくで体操着が肌に貼りつく。

 

チャンミンのツンツンに尖った乳首が透けていて、ユノはごくりと喉を鳴らす。

 

ジャージパンツの下から押し上げるユノの平均サイズ以上の塊に、チャンミンの喉もごくりと鳴る。

 

バスケットボールの試合中、二人のチームは違う。

 

ボールを奪う、奪われる、肩がぶつかる、汗が飛び散る。

 

荒い呼吸。

 

はあはあはあはあ...。

 

ユノの強引な防御に、チャンミンは転んでしまう。

 

そのはずみで足をとられ、ユノはチャンミンの上に覆いかぶさる格好になってしまい...。

 

二人は見つめ合う...。

 

ユノの汗がチャンミンの唇に落ちる。

 

チャンミンは唇を湿らせたそれを舐める...。

 

そこは体育用具倉庫。

 

体操マットの上だ。

 

ユノはチャンミンのジャージパンツをペロン、と剥く。

 

それから自分も、腰までジャージパンツを下ろして、アレを取り出す。

 

ボロン、っと飛び出したソレのデカさに、チャンミンはドキドキする。

 

それからは...まあー、激しいものだよ。

 

若いから、技巧に走る余裕はなく、がむしゃらに身体をぶつけ合うえっちだ。

 

いいねぇ...。

 

 

がらりと戸が開き、私の腐妄想の主人公、ユノが現れた。

 

同じくダブルキャストのチャンミンがコソコソと、ユノに次いで現れた。

 

「遅い!」

 

私は教師の威厳たっぷりに、一喝した。

 

「すみません」

 

ぺこぺこと謝るのはチャンミンだけで、ユノは堂々とした態度だ。

 

(ん?)

 

二人の顔が紅潮して見えるのは気のせいではない。

 

普段、後ろに撫でつけているユノの前髪が乱れている。

 

チャンミンのネクタイも若干、ゆがんでいるような...。

 

「今日のプリントはこれだ。

ここまで取りに来なさい」

 

「はい」

 

チャンミンは私からプリントを受け取ると、席へと戻っていった。

 

(おお!)

 

チャンミンの背中のシャツがズボンからはみ出していた。

 

ビシッとした身だしなみのチャンミンらしくない。

 

よほど慌てていたのだろう。

 

それまで何をしていたのかが、これで確定した。

 

(早いな...もういたしてしまったのか。

若いなぁ)

 

私の妄想は正解だったようだ。

 

 

BL小説TOP「僕らのHeaven's Day」