<旦那さん手帖>
2月某日
22:00
チャンミンと喧嘩した
喧嘩の理由は、相づちの打ち方についてだ。
職場での出来事を話していた時、チャンミンの適当な相づちにイラっときた。
私
「俺の話がつまらないなら、はっきりそう言えよ」
そうしたら、
「ユノだって、僕の話を全然聞いてくれない時がある!」と逆ギレされた。
私
「いつ?」
チャンミン
「朝ご飯の時とか」
私
「何月何日何時何分の朝ご飯の時?」
チャンミン
「...この前だよ」
私
「朝はね、出勤前でバタバタしてるんだ。
有精卵がどうのこうのなんて話、していられるかよ!」
チャンミン
「なんだよ。
ちゃんと聞いてたんじゃん。
『はいはい...で?...ふ~ん』なんて、いい加減な相づち打つんだから!」
私
「前日、俺が何時に帰宅したのか覚えていないのかよ?
残業で疲れてたんだ。
もっと俺を気遣えよ」
チャンミン
「気遣ってるよ!
ユノこそ僕を気遣えよ!」
私
「気遣ってるよ。
チャンミンの倍は気遣ってるよ」
チャンミン
「僕なんて、ユノの一千万倍気遣ってるよ!」
私
「はいはい、分かりました」
チャンミン
「その言い方、気に入らないな!」
...ここで、数秒にらみ合い。
ぷいっとチャンミンは、リビングを出て行ってしまった。
23:45
疲れていて精神がささくれだっていた私は、チャンミンの寝顔を見ても、気持ちはおさまらず、リビングのコタツで就寝することにした。
・
翌朝
大人げなかったな、と反省して、つとめて明るく「おはよう」と声をかけたのだが...。
チャンミン、私に背を向けたまま口をきいてくれない。
弁当は用意してある健気さにじん、ときた。
どうやってご機嫌を直してもらおうか、
日中、仕事の合間に考えていた。