<5月某日>
H回数:2,034回
(禁欲生活継続中)
昨夜は屋根裏のハクビシン(多分)、大人しかった
曇りのち晴れ
給料日
花粉症、落ち着いてきた
・
<夕食>
・焼肉
(牛ロース肉、豚ホルモン、ウィンナー、カボチャ、玉ねぎ、ズッキーニ)
・〆にうどんを炒める。
テーブルに新聞紙を敷いている。
ホットプレートを囲んで、じゅうじゅう、肉と野菜を焼く。
それぞれの一日の出来事を、報告し合う。
ユノ
「2週間後に健康診断があるんだ」
僕
「甘いものを控えないとね。
脇腹とか下っ腹とか、つまめるよね」
ユノ
「うるさいなぁ。
チャンミンだって、頬がふっくらしてきたし。
かがむと2段腹風になるじゃんか」
僕
「うっ...」
ユノ
「でも、俺はけっこう好きだよ。
柔らかくて触っていると癒される」
僕
「複雑...。
僕らはもう若くないんだしさ、たるみもでてくるさ」
ユノ
「若くないって...まだ30代。
健康診断の結果も、30代なりの数値になるさ」
僕
「そうだね。
ダイエット食にすると、ユノは機嫌が悪くなるから、勘弁したかったんだ」
健康、が話題に出ると、思うことがある。
どうかユノ、いつまでも健康でいてね、と。
ユノ
「チャンミン、アルコールはほどほどにしておけよ。
2本目のビールは禁止だ」
僕
「う゛~~~~」
ユノ
「今日は給料日だから飲んでいいぞ。
明日から質素生活に戻ろうではないか」
・
平和でゆるゆるとした日々を送っていると、このままでいいのだろうかと、怖くなることがある。
でも、想像してみるのだ。
事故に遭ったり、病気になったり、空き巣にあったり、
大きな借金を抱えたり、宝くじが当たったり、全財産盗まれたり、
濡れ衣を着せられて逮捕されたり、浮気をしたりされたり、
村八分にあったり、ユノと仲違いをしたり(これが怖い)
ユノと離婚するとか...!!!
嫌だ~嫌だ~!!
<旦那さんコメント>
するわけないだろ!
針が振り切ってしまうようなイベントが起きた時、
悪いことはもちろん、良いことも過大なストレスとなって、僕みたいなビビりは受け止めきれないかもしれない。
となると、退屈だけど、ほのぼのと小さな幸せを噛みしめる日々が僕には合っているということか。
自分なりの結論が出てすっきりした。
・
<就寝前のひととき>
新作BLについて、ユノとトーク
僕
「もし、もしもだよ。
ある夜、ユノが帰宅した時、玄関前に青年が倒れていたらどうする?」
ユノ
「救急車を呼ぶ」
僕
「ですよね?
それじゃあね、その青年が僕そっくりだったら?」
ユノ
「拉致る。
家ん中に連れて行って、お世話する」
僕
「どんな風に?」
ユノ
「ミルクをあげる」
僕
「猫じゃん。
それから?」
ユノ
「意識を取り戻したから、服を脱がして、素っ裸にして...」
僕
「犯すの?」
ユノ
「するかよ!
風呂にいれてやる。
貸したTシャツが大きくってさ、チ〇コが見えそうで見えないんだ。
興奮するね~」
僕
「それから?」
ユノ
「床に寝かすわけにはいかないから、一緒のベッドで寝る」
僕
「それからそれから?」
ユノ
「ヤる」
僕
「やっぱり?」
ユノ
「だってさぁ...可愛いんだもん」
ユノ、僕を抱き寄せむぎゅうっとする。
「好き好き」と言って、ちゅうをしてくる。
僕
「禁欲期間だから、えっちは禁止だよ」
ユノ
「ちっ」
僕
「お約束は貫こうよ。
さっきの話に戻ると...えっちしちゃった二人はどうするの?」
ユノ
「一緒に暮らす」
僕
「やっぱりそうなりますよね?」
ユノ
「次回作のネタ?」
僕
「うん。
ダメかな?」
ユノ
「面白いと思うよ。
ほのぼのしてて、彼らの日常やこれからを見守りたいね」
ユノからの太鼓判を貰って自信がついた。
次回の読み切り作品はこのネタに決まりだ。