(3)奥さま手帖-10月-

 

<10月某日>

 

曇りのち雨

H回数:1,993回

(昨夜ナシ)

給料日

 

【昨夜のこと】

ユノと映画『チャイルドプレイ』を観る。

ユノは怖がりなので、映画が終わるまで僕の背中にひっついていた。

 

【ユノのつぶやき】

「どこからどうみても不気味な人形だろ。

欲しがる神経が信じられん」

(同感)

「あの男、ポンコツ過ぎるだろ!

なんのために銃を持ってるんだ!」

(同感)

 

 

【8:00】

出社するユノに昼食代を渡す。

※給料日だけは、外食OKにしている

折りたたみ傘を持たせる。

(天気予報によると、夕方から大ぶりの雨とのこと)

食器を洗っていると玄関の方が騒がしい。

ユノが忘れ物を取りに帰ってきた音だ。

家を出て5分も経っていないから、仕事には間に合うはずだ。

「ま~た忘れ物?」と、口うるさい奥さんにはなりたくないから、知らんぷりをしておく。

 

 

【今日やること】

・銀行にお金をおろしにいくこと。

・スーパーにいくこと。

・薬局(ポイント3倍デー)にいくこと。

・美容院に予約の電話をいれること。

※ユノは床屋派だ。

「美容院にいく男は軟弱だ」だって。

それなら、僕はどうなの?となる。

 

 

玄関の下駄箱の上に折りたたみ傘が置いてあった。

忘れ物を取りにきたとき、傘を置き忘れていったのだと思う。

ユノらしい。

雨が降らなければいいのだけど。

 

 

【買い物リスト】

・豚肩ロース、ブロック肉で500グラム

・きのこいろいろ

・野菜いろいろ

・卵

・マーガリンが入ったロールパン

・ブランデーチョコ

・白ワイン

・サラダ油

・クエン酸

・石鹸(6個入り)

 

 

【10:00】

銀行、とても混んでいる。

文庫本を読んで順番待ちをする。

スーパーと薬局に行く。

 

 

【11:30】

買ってきたものを冷蔵庫や戸棚に仕舞う。

冷凍庫の奥から食べかけのアイスクリームを発見。

※犯人はユノだ。

僕がお風呂に入っている間に、こっそり食べたのだろう。

 

 

おろしたお金を袋分けする。

先月は残業の日が多かったので、ユノにはいつもより多めにお小遣いをあげることにする。

封筒に入れた新聞代を、ポストに入れておく。

 

 

夕飯の下ごしらえを始める。

①豚肉に塩を塗り込んでおく。

②さつまいもを皮つきのまま輪切りにする。

(さつまいもは3軒隣りのEさんからのいただきもの。

Eさんのお孫さんの幼稚園で、芋ほりイベントがあったのだそう)

③きのこをざく切にする。

※レシピはテレビで紹介されていたのを、メモしておいたもの

 

 

【14:30】

「マーベラス・LOVEハンター」から、注文したものが届く。

 

 

【15:00】

お仕事スタート

男子高生Qと教諭Zとの禁断の恋物語。

『恥辱の学生服』

養護教諭(♀)から呼び出された男子高生Q。

...ののしり言葉が思いつかない。

 

【覚え書き】

今夜、ユノにアドバイスをもらうこと

 

 

男子高生Qと養護教諭(♀)との対峙シーンは飛ばして、

その後のシーンを先に書いておく。

目をつむって、行為の詳細を想像する。

(僕とユノの関係がまさしくBLなので、作品制作に役立っている)

教諭Zの指でかき回されて、男子高生Q、声が漏れるのを耐える...。

(彼らは機会があるたびに、下半身を繋げ合っている。

お盛んなことである)

細かい描写が欲しくて、実践してみることにした。

止められなくて、本格的にやってしまった。

 

 

【17:00】

夕飯の用意

④①~③の材料を天板に並べる

⑤190℃にあたためたオーブンで焼く

 

【覚え書き】

沢山作って、DさんとEさんにお裾分けすること。

 

 

【17:30】

ユノから電話。

今夜は帰りが19:00頃になるとのこと。

 

 

【18:00】

お風呂を沸かす。

雨が降り出した。

 

 

【18:30】

駅までユノを迎えに行く。

続きは明日、書くことにする。

 

 


 

<10月某日>

 

晴れ

H回数:1,994回

(濃度、微ハード)

今朝、窓ガラスが曇っていた。

冬に近づいているなぁ、と思った。

 

【昨夜のユノの言葉】

 

「海外ドラマや映画で、中華料理が紙パックに入っているだろう?

あれって、美味そうだよなぁ。

焼きそばか何かだろうけど、美味そうなんだよなぁ」

目をつむって、むにゃむにゃ口を動かして、紙パック入りの麺を食べているのを想像しているらしい。

僕も同じことを思っていた。

 

ユノ、真っ裸で寝てしまう。

僕はその寝姿を、じーーーーーっと見る。

この男と2,000回近く寝てきたけれど、未だに飽きない。

これって、尊いことだなぁと思った。

 

 

今日の執筆時間:4時間

男子高生Q、養護教諭(♀)に呼び出される。

場所は、体育館の用具室。

(密会の王道だから)

(学園LOVEもののお約束)

 

恋敵と会うのに用具室?と、ユノに訊いたら、

「作品のどこかに体育用具室を登場せなあかん」だそうだ。

男子高生Qは

「Zと別れろ。別れないと学校にバラす。退学処分になるわよ」

と、養護教諭(♀)にゆすられる。

 

そうしたら、男子高生Qは

「バラしたら、Zも懲戒免職になるのでは?」

と答える。

 

養護教諭(♀)、言葉を失う。

男子高生Q

「僕とZ先生は愛し合っているのです」

 

養護教諭(♀)

「私とZは婚約してるのよ!」

 

男子高生Q

「婚約しているのになぜ、僕と関係を持ったのでしょう?」

 

養護教諭(♀)

「くっ...!」

 

この展開じゃあ、あまりに養護教諭(♀)が馬鹿みたいなので、もう少し考えなければ。

 

 

秋の空は天高い。

煮詰まった頭をクールダウンさせるために散歩する。

散歩がてら、スーパーと雑貨屋、薬局、文房具店に寄る(目当てのもの、見つからず)

缶コーヒーを買って飲む。

(缶コーヒーとはなんと甘いのだろう。

『微糖』とあっても、僕にとっては『激糖』だ)

公園のベンチで30分(多分)ぼーっとした。

ベンチの前を、犬の散歩をしている人が7人(犬は10匹)通りかかった。

 

 

【夕飯】

焼きビーフン

ユノ、

「映画みたいだなぁ。

それっぽい気分になるよ。

美味い美味い」

と言って、全部食べてくれた。

中華の紙パックはどこで売っているのか、探してみたけど見つからなかった。

牛乳パックの形状が、最も似ていると思った。

洗い物も減って、これはこれで便利だ。

(一度やって満足した)

 

 

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