(40)ぴっかぴか(エロ)

 

~ユノ~

 

なんて眺めだ。

 

俺は今、男にチンコを吸われている。

 

快感に浸るより先に、俺の真下で繰り広げられている光景に圧倒されていた。

 

童貞を捨てる初体験でいきなりフェラチオとは刺激が強すぎる。

 

チャンミンは膝を立てた俺の大股の間にうずくまり、一心に俺のチンコを吸っている。

 

何度も咥え直されるうち、俺の下着はチャンミンの唾液で濡れていった。

 

「...おっふ...」

 

チンコの先を甘噛みされ、俺は呻いた。

 

「どう?」

 

呼ばれて股間を見下ろすと、チンコを頬張ったままのチャンミンと眼が合った。

 

濡れてつやを増した前髪は、ウエーブを描いてチャンミンの目尻を隠している。

 

綺麗だ、と純粋に思った。

 

自然と手が伸び、チャンミンの前髪を後ろへと撫でつけた。

 

俺のチンコの根元を握ったチャンミンは上目遣いで、「気持ちいい?」と訊いた。

 

(気持ちいいに決まってるだろ)

 

こくん、と頷く俺に、チャンミンは満足そうににやりと笑った。

 

そのエロい笑みにドキッとする間もなく、突如チャンミンは頭を上下に動かし始めた。

 

「おっ...ふっ」

 

チャンミンは空いた方の手で、びくびくひくつく俺の下腹を撫ぜ始めた。

 

俺のアソコの毛をさわさわと逆立てる。

 

チャンミンはチンコを舐めながら、俺のアソコの毛の色をじっくりと観察している。

 

俺は生まれつき体毛の色素が薄い。

 

(頭髪が金髪なのは仕方がないが、腕やスネの毛が日に当たるときらきら透けることと、アソコの毛が小麦色なところが羞恥ポイントだ。

パンツを脱がなければならないような学校行事や、サークル活動が苦痛でたまらなかった)

 

勃起したチンコを見られてしまったトラウマと、黄金のアソコの毛が相まって、女の子の前で服を脱ぐことに大きな抵抗がある。

 

会ってすぐに全身をさらけ出していたチャンミンが相手ならば、どんな姿であろうと受け入れてくれるような気がする(だって、俺のアソコの毛をしつこいほどに見たがった)

 

しゅっしゅとチンコを扱く音と俺の荒々しい吐息。

 

チャンミンは無言だ。

 

「...はっ...あぁ...うっ、うっ...」

 

俺のチンコの先からとめどなく溢れる先走りを指でからめとり、これ見よがしに糸をひくそれを舌で舐めとってみせる。

 

すげぇ気持ちいい。

 

フェラチオ、やべぇ。

 

マジでやべぇ。

 

上下運動と共に揺れる、チャンミンの尻の割れ目に視線が吸い寄せられる。

 

(あそこに、俺のチンコが...!)

 

俺の欲求などお見通しとばかりに、チャンミンは尻をくねらせ出した。

 

チンコを喉奥まで飲み込む時など、目一杯尻を突き出している。

 

でも、肝心の穴は俺からは見えないところが憎い。

 

艶めかしい細い腰を両手でつかみたい衝動が増してきた。

 

(やば...)

 

...生地ごしがじれったい。

 

もっともっと。

 

「生がいい...。

脱いでいいか?」

 

俺はチャンミンの返事も待たず、下着の前を寛げた。

 

「ふふ。

我慢してたんだね」

 

びょん、と勢いよく飛び出したチンコをチャンミンはすかさず咥えた。

 

俺のチンコってこんなにデカかったっけ?

 

オナる時の見慣れたサイズとは比べ物にならない。

 

チャンミンにいたぶられたチンコは血色がよく、自分でも驚くほど怒張していた。

 

運命の相手を前にした俺のチンコは、期待に応えてくれようとしているのだ。

 

「やべ...きも...ちっ...」

 

温かい粘膜にダイレクトに包み込まれ、凄まじい快感の波が俺を幾度も襲う。

 

チャンミンは俺と目を合わせたまま、うまそうに俺のチンコを味わっている。

 

すげぇなチャンミン、男のチンコを舐めるのに抵抗はないんだな。

 

俺もチャンミンが相手ならば、いくらでも捧げられるぞ。

 

やっぱ、これくらいの接触を許し合えている時点で、俺たちの仲は深いものになることは確実。

 

チャンミンの頬袋が俺のチンコの形に押し上げられている。

 

(えっろ...)

 

その卑猥な光景に煽られて、いい加減腰を揺らしたくなってきた。

 

優しく扱いたいのに、チャンミンの頭を押さえつけてしまう

 

(乱暴にしたらいけない。

欲望まみれに彼を扱ったらいけない!)

 

そう自制しようとしているのだが...。

 

運命の人物との出逢いに感激、人生のターニングポイントを目前にした緊張感...そして、本能由来のどエロい欲求。

 

心も身体もスケベ心に支配されてしまって、実際のところ感動にじわる余裕はゼロだった。

 

隅々まで舐め尽くされて、頭の芯が痺れてきた。

 

チャンミンにチンコをゆだねるだけでは済まなくなってきた。

 

「もう...我慢できない

挿れていい?」

 

「だ~め」

 

チャンミンは俺のチンコからちゅぽん、と口を離すと、唾液で濡れた唇を手の甲で拭った。

 

「...え?」

 

俺は服を着たままで、下着の合わせから力みなぎるチンコが頭を出している。

 

「...終わり?」

 

ここで『ヤル気』のゲージが高止まりになった。

 

ここでお預けを食らったりしたら、新たなトラウマを抱えそうだった。

 

煽られてその気にさせられた挙句、寸止めされて...この遊ばれている感が、Hに関してセンシティブな俺のプライドが再び傷ついてしまいそうだった。

 

「ユノは知らないと思うけど、したいと思った時にHできないんだよね」

 

「?」

 

「ちょっと待ってて。

前処理してくる」

 

チャンミンはベッドから飛び降りると、浴室の方へと走っていってしまった。

 

「チャンミン!」

 

後を追いかけたら、俺の目前でぴしゃりとドアが閉まった。

 

「チャンミン!」

 

「来ないで。

ひとりでやりたいから...」

 

「何を?」

 

俺はてっきり、チャンミンはH前に1発抜きたいのだと思ってしまった。

 

「こういうの、ユノに見せるのはまだ早いと思うんだ」

 

ドアの向こうからシャワーの音がする。

 

「おちんちんは勃たせたままでいてよ!

分かった?

こういう時、女の子っていいよねぇ」

 

俺はなるほど、と思った。

 

(つづく)

 

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