義弟(40)R18

 

 

 

~チャンミン17歳~

 

 

激しかった。

 

喉から胃袋が飛び出るんじゃないかくらい、奥の奥まで突かれた。

 

出だしはいつもと同じ流れだった。

 

服を脱ぐのももどかしい僕たちは、ボトムスをずらして、肝心な箇所だけを出しただけ。

 

舌を絡めて吸いながら、下着から勢いよく跳ね出た義兄さんのものに、僕の喉が鳴る。

 

僕のものだって、似たような状態だったからおあいこだ。

 

早く繋がりたくて、気が急いてしまう。

 

僕の上になった義兄さんのペニスを、僕の唾液と彼の先走りで混ぜ合わせながら、力強く上下にしごく。

 

その間、義兄さんはたっぷりと濡らした2本の指で、念入りに僕の穴を拡げていく。

 

「チャンミンはエロい高校生だな。

子供のくせに、ここ...いじってただろ?」

 

「...してないっ...!」

 

「嘘ばっかり。

久しぶりなのに...ほら...簡単に入るよ?」

 

「...んっ...それは...はぁ...」

 

「...ここは?」

 

卑猥な言葉に感じてしまう僕を知ってる義兄さんは、陰嚢の後ろを強く刺激するんだもの。

 

「...っはぁ!」

 

僕はエビ反りに跳ねてしまうのだ。

 

 

 

 

義兄さん...ごめん。

 

義兄さんのをいつでも受け入れられる理由は、自分の指だけじゃなく、他の誰かのモノでかき回されているからなんだ。

 

X氏と別れられずにいた。

 

誰かにバラすと、彼から強請られていた訳じゃない。

 

距離を置こうと努力していた時期もあった。

 

その時期もそう長くは続かなかった。

 

なぜなら、一度だけ見せられた、行為の真っ最中の動画、白目をむいた僕のイキ顔。

 

もしあれが、義兄さんの目に触れることが起こってしまったらどうしよう!

 

誘われ断ると、X氏は「そう。残念だ」と、あっさりと引き下がる。

 

かえって怖くなった。

 

結局、あの時の恐怖がこびりついていたこともあって、X氏に呼ばれれば馳せ参じるようになった。

 

未成年と性交しているX氏を、訴えることもできた。

 

そんなことをしたら、僕のやってきたことがつまびらかになってしまう。

 

X氏に反旗を翻したら、マズイことばかりしか起こらない。

 

そもそも、X氏を誘ったのは、僕の方だったのだ。

 

淡々と行為に応じていれば、そのうち僕に飽きてくれるだろう。

 

しばらくの間の辛抱だ。

 

だから、X氏と繋がっている間は、ずっと義兄さんのことばかり思い浮かべていた。

 

X氏を義兄さんだと思って、ありとあらゆる体位でも応じた。

 

新しい小技をX氏から仕入れたりもして...。

 

 

 

 

僕の準備が整うと、ベッドに両肘をついてお尻を高くつきあげた格好で、義兄さんの侵入を待つ。

 

両尻を割って露わにしたそこに当てがって、くるくると焦らすように滑らしたのち、ゆっくりと時間をかけて埋めていく。

 

性急に突っ込んでくるX氏とは、天と地ほどの開きがある。

 

義兄さんの行為には愛がこもっている。

 

僕の反応を見ながらじわりと攻める時もあれば、とんでもなく恥ずかしい恰好をさせて、恥ずかしがる僕を見て愉しむ時もある。

 

今日の義兄さんは、いつもとちょっと違った。

 

優しいのだけれど、荒々しいのだ。

 

仰向けになった僕の両脚は、左右に大きく開かれた。

 

「...やだ...恥ずかしい...」

 

僕のボトムスはとうの前に脱がされてしまっていた。

 

上はトレーナーを着たままだったから、滑稽で恥ずかしくてたまらない。

 

それなのに、義兄さんは着衣のまま、前を出しただけだ。

 

僕ばかり、ずるいよ。

 

腰の下にクッションをあてがわれ、もっと高く腰を突き上げた姿勢にさせられた。

 

「...やっ...これ、恥ずかしい...やだ」

 

僕の「止めて」なんて、義兄さんは本気にしない。

 

「ホントにいや?」

 

「......」

 

義兄さんは僕の両膝をマットレスにつくまで押し下げた。

 

「やだ...義兄さん...や...」

 

ずんと衝撃の後、強烈な痺れが脳天を貫いた。

 

真っ直ぐ奥深く突かれるその体位は、強烈過ぎる快感を与えてくれて、たちまち僕はとりこになった。

 

僕の恥ずかしい場所が義兄さんに全部、見られている。

 

途中でわけがわからなくなってしまい、おかしな声を出しっぱなしだった。

 

パクパクさせた僕の口を、義兄さんは斜めに塞ぐ。

 

「んっ...やっ、やっ...ああぁっ...ああ!」

 

義兄さんの口の中で、僕は止められない喘ぎを漏らし続け、首を振って彼の唇から逃れた。

 

無理な姿勢で腰が痛かったのも、すぐに気にならなくなった。

 

「んっ..んーっ、んぐっ...んんーっ!」

 

義兄さんの息がいつも以上に荒く熱い。

 

ふうふう言ってる。

 

いつもと違う環境と、僕の恥ずかしい恰好に興奮しているのかな。

 

僕の足首を持って、上下前後と奥までぐいぐいと突き刺す。

 

「やっ、いやっ...壊れる!

壊れる...やっ、やっ!」

 

静かな部屋にクチクチと嫌らしい音。

 

「んーっ、んんーっ...んんっ、んーっ」

 

下腹から容赦なく弾ける快感を、手探りでつかんだ枕を噛んで逃したのだった。

 

アトリエのソファで慌ただしく抱き合う時とは違う。

 

今だって制限時間30分で、時間に余裕があるわけじゃない。

 

僕だけ2度も達していて、放ったもので胸を汚した。

 

再び後ろから突かれる。

 

ぐりぐりと、あの辺りばかり攻められる。

 

良すぎて苦しい。

 

口は開きっぱなしで、唾液をダラダラと垂れ流していた。

 

最後にひっくり返されて、義兄さんの上にまたがった。

 

その時には、恍惚と快感を貪欲に追い求めて、自ら腰を振っていた。

 

真下から突き上げられる。

 

弓なりにのけぞる。

 

おかしくなる!

 

おかしくなっちゃう!!

 

もっともっと突き上げられて、僕の身体が大きく跳ね上がる。

 

「あー、ああー、あっ...あああぁぁぁぁ!!!」

 

視界が真っ白になった瞬間。

 

喘ぎ声の大きさに慌てた義兄さんは、僕の口を塞いだのだった。

 

もちろん唇で。

 

初めてベッドの上で抱かれて、僕は幸せいっぱいで涙をこぼした。

 

鼻水も出てきて、ひどい顔をしていたと思う。

 

そのどろどろを、義兄さんの大きな親指で優しく拭われた。

 

「好きだよ」

 

義兄さんは僕の耳元で囁き、僕はこくりと頷いた。

 

「僕も...好きです」

 

義兄さんは微笑する。

 

艶やかな天使の顔で。

 

目尻から頬へつつっと滴り落ちた涙を、義兄さんはぺろりと舐めてくれた。

 

とても素敵だった。

 

 

 

(つづく)

 

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