(5)奥さま手帖-10月-

 

<10月某日>

 

晴れ

H回数:1,994回

(濃度、微ハード)

今朝、窓ガラスが曇っていた。

冬に近づいているなぁ、と思った。

 

【昨夜のこと】

ユノ

「海外ドラマや映画で、中華料理が紙パックに入っているだろう?

あれって、美味そうだよなぁ。

焼きそばか何かだろうけど、美味そうなんだよなぁ」

 

目をつむって、むにゃむにゃ口を動かして、紙パック入りの麺を食べているのを想像しているらしい。

僕も同じことを思っていた。

ユノ、真っ裸で寝てしまう。

僕はその寝姿を、じーーーーーっと見る。

この男と2,000回近く寝てきたけれど、未だに飽きない。

これって、尊いことだなぁと思った。

 

 

今日の執筆時間:4時間

男子高生Q、養護教諭(♀)に呼び出される。

場所は、体育館の用具室。

 

(密会の王道だから)

(学園LOVEもののお約束)

 

恋敵と会うのに用具室?と、ユノに訊いたら、

「作品のどこかに体育用具室を登場せなあかん」だそうだ。

 

男子高生Qは

「Zと別れろ。別れないと学校にバラす。退学処分になるわよ」

と、養護教諭(♀)にゆすられる。

 

そうしたら、男子高生Qは

「バラしたら、Zも懲戒免職になるのでは?」

と答える。

 

養護教諭(♀)、言葉を失う。

 

男子高生Q

「僕とZ先生は愛し合っているのです」

 

養護教諭(♀)

「私とZは婚約してるのよ!」

 

男子高生Q

「婚約しているのになぜ、僕と関係を持ったのでしょう?」

 

養護教諭(♀)

「くっ...!」

 

この展開じゃあ、あまりに養護教諭(♀)が馬鹿みたいなので、もう少し考えなければ。

 

 

秋の空は天高い。

煮詰まった頭をクールダウンさせるために散歩する。

散歩がてら、スーパーと雑貨屋、薬局、文房具店に寄る(目当てのもの、見つからず)

缶コーヒーを買って飲む。

(缶コーヒーとはなんと甘いのだろう。

『微糖』とあっても、僕にとっては『激糖』だ)

公園のベンチで30分(多分)ぼーっとした。

ベンチの前を、犬の散歩をしている人が7人(犬は10匹)通りかかった。

 

 

【夕飯】

焼きビーフン

 

ユノ

「映画みたいだなぁ。

それっぽい気分になるよ。

美味い美味い」

と言って、全部食べてくれた。

中華の紙パックはどこで売っているのか、探してみたけど見つからなかった。

牛乳パックの形状が、最も似ていると思った。

洗い物も減って、これはこれで便利だ。

(一度やって満足した)