(6)奥さま手帖-11月-

 

<11月某日>

 

H回数

2,000回

1,999回

ハロウィーンSEXで、祝2,000回を記録するかと期待していたけど、ラスト1回は不発。

よって、回数に含めない。

 

 

ハロウィーンから3日後。

起き上がれるようになった。

羽目を外し過ぎた。

僕はもう20代の身体じゃない。

加減することを覚えること!

 

 

記録として残しておく。

ひとしきりお互いの仮装を褒め合う。

ユノの白ストッキングからすね毛が飛び出していて、「惜しい!マイナス20ポイント」と言ったら、

「チャンミンこそ、脇毛が生えてる」とツッコまれた。

「ウェディングドレス着てるのに、花嫁さんなのに、脇毛がボーボーだなんて...いけませんなぁ」とからかわれて恥ずかしかった。

ポーズをとって写真を撮り合う。

玄関から廊下、台所、台所からトイレまでの血のりの片付けをする。

床に直接血のりをばらまいたら、掃除が大変になる。

あらかじめビニールシートで養生しておいたから、そのシートを丸めて捨てれば片付けは終了。

 

 

怖がりのユノのため、パンプキンディナーの前に、おどろおどろしいメイクを落とす。

ついでにお風呂に入る。

(夜の営みへの精力温存のため、別々に入浴する)

マーベラスLOVEハンターから届いたものが気になって仕方がない。

 

 

バニーちゃん(ユノ)に攻めに攻められる男子高校生(僕)設定。

大きな耳にふわふわ尻尾。

可愛いバニーちゃんに後ろからガツガツ攻められて、僕のエロボルテージはMAXに。

とっても可愛い美人バニーに、いじめられて辱められた末、人間辞めてしまった僕。

二人ともトランス状態になってしまい、文字通り枯れるまで、朝まで没頭した。

 

 

(当初、バニーちゃんコスチュームは僕に着せる予定だったそうだ。

ナースに仮装したユノが可愛くて、バニーちゃんVersionも見てみたくなった。

そこで「着て見せて?」とおねだりしたのだ)

 

 

2,000回もやっていると、ひととおりの小道具は試し済。

僕はユノと寝るのが大好きだ。

性を追求するうちに、

道具を使って物理的に快感を得るよりも、

どれだけ妄想できるかにかかっている「シチュエーション・プレイ」に行きつくのだ。

 


 

<11月某日>

 

落ち葉が次から次へと落ちてくる。

玄関から門までを竹ホウキではく。

Jさんの娘さんから回覧板を受け取る。

(彼女は旦那さんの浮気疑惑で実家に帰ってきている。

まだ、旦那さんのところに戻っていないのか。

小柄の美人さんだ。

美人の奥さんがいても、浮気はしてしまうものなんだろうか。

浮気が本当ならば、許せない)

ついでに中庭の雑草とりをする。

育てている薔薇の葉に黒い斑点。

黒星病かな?と、『薔薇の育て方』を読む。

 

 

【買い物リスト】

・薔薇用薬剤

・肥料

 

 

午後いっぱい、執筆。

BLコミック・ノベルス雑誌、『びーえる学園』の締め切りは1週間後。

『恥辱の学生服』を仕上げないといけないのに、ストーリーが浮かばない。

 

 


 

~旦那さん~

 

<11月某日>

 

仕事帰り、駅構内の移動販売店でぶどうを買った。

(シャインマスカットという高いもの)

「農園直送採れたてフルーツ」とある。

店じまいの時間で、目当てのぶどうは最後の2個だった。

売れ残りの商品を持ち帰りたくない店主のオヤジは、「お兄さん、これも持っていきなさい」とリンゴをくれようとする。

先月、リンゴ狩りに出かけた。

大量に買い込んできたリンゴの始末に、チャンミンは苦労しているようだった。

無下に断っても悪いので、2個だけ貰おうとしたら、「もっと持っていけ」とオヤジがしつこくて、10個も貰う羽目になった。

両手に下げたビニール袋が、肩にずしり、とくる。

チャンミンの反応が怖い。

怒られたら、明日職場に持っていけばよい。

 

 

朝食・・・カフェオレ、アップルパイ、ヨーグルト、リンゴ

弁当・・・米飯、豚肉キムチ炒め、リンゴ

夕飯・・・カレーライス(豚肉)、アップルパイ、すりおろしリンゴとヨーグルトを混ぜたもの

疲れ切っているので、22時には就寝。

チャンミンが身を摺り寄せてきたけど、眠り込んだフリをした。

すまん、チャンミン。

金曜の夜まで待っていてくれ。

その日はぶちかまそう!

 

 

【奥さん追記】

リンゴ狩りで買ってきたリンゴ1ケース。

アップルパイを焼いて実家とUさん(ゴシップ好き)、お隣のJさん(旦那さんの浮気疑惑で、お嫁にいった娘さんが帰ってきたまま)に持っていく。

残りのリンゴはご近所には配り終えて、やれやれとしていたところ。

両手にリンゴの袋を下げたユノの姿にくらり、と眩暈がした。

夜食用のぶどうを買ったら、リンゴがおまけについてきた、とのこと。

リンゴ地獄。

 

 

【明日やることの覚え書き】

①アップルパイを追加で焼くこと

・シナモンとバターを買ってくること。

②リンゴジャムを作ること

・食べかけのイチゴジャムの瓶とイカの塩辛の瓶を、朝食で空けてしまうこと

・砂糖とレモンを買ってくること。

リンゴジャムはそれほど好きじゃないから、作るのは止めにする。

リンゴのコンポートもそれほど好きじゃないから、作らない。

③図書館に行くこと

・リンゴのレシピ本を借りること。

 

 

僕だって疲れていました。

〆切が迫っている作品が頓挫しかけているんです。

すりすりしたのは、ハロウィーン以来ご無沙汰だったから、ちゃんとその気があることを、教えてあげたかっただけです。

金曜日の夜、ぶちかまそうなんて書いてるけど、翌朝は廃品回収があるんですよ。

忘れてるでしょ?

早起きしないといけないんですよ。

ユノにも役目があるんですから、寝坊はできないんですよ。